「一区切りの夏」〜置手紙〜

なあ、オマエサン。


夏、一区切りとなった。


予定外だったようで、そうでもない。あり得たことだ。
踏み出してみないとわからないし、何よりも私が踏み出してみたかった。


人は大人になるにつれて、世間を知り、自分を知り、人との距離感を持つ。

私もそうだった。

社会で生きるには距離感は必要だが、目の前のその無自覚なゼロ距離に胸を打たれる。
自分もそうだったのだろうか?


母が生きていたらこの話をしてみたかった。
いや、母がいなくなったからこそ、やってみたのだ。

もはやifの世界でしかなかった時間をすごしてみた。
結果的に、胸のつっかえとまではいかなかったが何かが取れた気がする。

方向をもとに戻す。
あらためて、しっかり戻す。
実際にしっかり対応しなければならない状況もある。

結局、私は私でしかなかった。
でもこの年月を経て、今の私は私に寄り添える。

人生はすでに後半。
ここからは、ただ自分をまっとうしたい。それだけでいい。

ひまわりの花束

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